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トピックス 『瓦×出前授業』 徳島県立徳島科学技術高等学校編

■いざ徳島県立徳島科学技術高等学校へ

徳島県瓦工事・販売組合で徳島県立徳島科学技術高等学校で出前授業を行いました。出前授業は、今回が初めてという事で、皆さん緊張の中、行われました。

 

■座学

まずは座学で「瓦の三大産地の紹介」「瓦の施工方法」などの説明しました。

 

■下準備

別動隊による実技指導のための準備を講義と同時進行で行いました。

準備完了!

屋根の野地と淡路瓦の準備が出来上がりました。

実際の家でも骨組みの上に写真のようなコンパネ(910×1820mm)か、

野地板(225×1820mm)を使用するのが一般的です。

 

 

■生徒集合

作業についての説明が行われています。

瓦を伝えたい想いが強いのか指導に力が入ります!

 

■ルーフィング(防水紙)の貼り付け

1枚目を下側に2枚目を上側に重ねて施工します。

万が一、水が入ってもルーフィングの内側浸入させないためです。

ルーフィングの重ねシロも規定があり、上下は10cm、左右は20cmとガイドライン工法(瓦の基本工法)で決まっています。

 

■墨打ち

瓦を施工するためには、まずこの墨打ちを行います。

瓦には色んな種類があり、寸法も違います。瓦をのせる前に、事前に「印」を入れる事で大きな家でもピッタリ施工出来るのです。

下図は墨打ち下準備の「印」を入れる作業です。

墨打ち開始
慣れない墨ツボ(糸に習字で使う墨をつけて線を引く)を持って、早速実践です。
墨ツボを持つ人、糸の端を持つ人、糸を引っ張って線を引く人に分かれて行いました。

これがなかなか難しい~!

墨打ち終盤になってくると生徒達もだんだん慣れて来ました(^^)/

 

■桟木打ち

墨で付けた線に合わせて桟木を打っていきます。

遂に屋根の上に乗っての作業です。

桟木の長さは一定なので、端はノコギリでカットします。

 

■瓦葺き

遂に生徒の手に淡路瓦が!

軒先の瓦を釘で2カ所ずつ止めていきます。

終盤に近付いて来ました!

袖瓦と呼ばれる屋根の一番端の瓦の施工です。

完成~(^^)/

 

■検証

生徒が自分たちの瓦を検証します

講師の粋な計らいで別グループと競争する事になりました(笑)

プロによる検証

 

■記念撮影

自分たちが葺いた屋根にのって記念撮影!

 

やっぱり淡路瓦!たくさん乗っても大丈夫!

淡路瓦の強度が証明されました(^^)/

 

■本日の感想(講師)

■本日の感想(生徒)

 

■最後に

2時間位の間でしたが、暑い中、皆さんお疲れ様でした!

生徒達が淡路瓦に”本気で関わっている姿”を見て嬉しくて感動しました。

授業を通じ、「淡路瓦」や「瓦工事」について楽しく学んで頂けたのではないでしょうか。

屋根というのは見た目は単純なものかもしれませんが、実は、かなり細かく、考えられたもの

だというのがお分かりになったかと思われます。

今回の授業をきっかけに、少しでも屋根に興味を持ち、屋根に関係する仕事で活躍される事を期待しております。

ありがとうございました(^^)/

 

 

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■屋根の重要性

自宅の屋根が何の瓦でどんな工事をしているかは知らない人も多いのではないでしょうか。普段、当たり前に何も気にせず生活出来ているのは、屋根があるからなんです。雨が降れば傘をさす。日差しが強ければ帽子を被る。傘に穴が空いていれば雨が入ってくる。暑さをガンガン通す帽子では全く意味が無いですよね。そんな皆さんのリラックス出来る住まいを可能にするのが屋根なんです。

 

■屋根工事の進化~安心して住める家づくり

近年では、悪徳業者による粗悪な工事が後を絶ちません。なぜなら普段気にする事が無いので、屋根に関しての知識が不足しているからです。特に屋根は、工事が終わると中身が見えません。災害や何かがあって初めて気付かされるのです。

工事の内容は昔に比べどんどん進化していってます。阪神大震災以降、「ガイドライン工法」という工事の基準が出来ました。地震による瓦の落下や、台風による瓦の飛散を防ぐためのものです。この「ガイドライン工法」という言葉を是非覚えて頂き、安心して住める家づくりにお役立ち頂ければと思います。

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