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トピックス 『圧倒的断熱性と通気性』淡路瓦はお客様を幸せにします!

今回のお客様はなんと「牛さん」です(^^)/

 

親牛(雌)

子牛

牛は敏感な生き物だそうで、体温管理が重要との事でした。

体温管理に必要なのは、「牛舎の温度と湿度管理の徹底」です。

育成牛の適温域は420℃との事で、対応策は、

①屋根裏に換気扇を設置し、温度・湿度調整を行う。

②風速1mで体温が1℃下がる事から窓を全開閉が可能な作りにする。

③輻射熱(太陽熱)を軽減する環境を作る事

などなど。

 

そんな対策の中、「淡路瓦」が抜擢されました。

 

始めは、今流行りのガルバニウム鋼板(鉄系)を選択されていたとの事でしたが、

急遽、淡路瓦(粘土系)に変更になったそうです。

 

①淡路瓦(粘土系)    厚み20mm

②ガルバニウム鋼板(鉄系)厚み0.4mm

 

その理由は…

 

お母さんの 「絶対瓦にせなあかん!」 の一声でした。

 

先ほども話したように、牛は、体調管理が必要な生き物です。

1頭50~100万円の子牛が、もし仮に死んだ時のことを考えると、

屋根材のグレードアップは安い物ですよね。

5年ほど前にも同じ淡路瓦を施工しており、お母さんはその良さを体感

してくれていたのかもしれません。

「淡路瓦」は、確かにガルバニウム鋼板と比べ重量は重たいです。

しかし、それを超える良さがあります。

 

それが、『圧倒的断熱性と圧倒的通気性』です。

 

淡路瓦(粘土系)とガルバニウム鋼板(鉄系)

比べるまでもなく、鉄の方が熱いのはお分かりですよね。

特に近年では、気温が30度以上となる事が当たり前になってきました。

断熱材があれば大丈夫ではと、思うかもしれませんが、

やはり限界があります。

 

暑さ対策として、淡路瓦は、断熱材だけに収まらず、工法にも工夫があります。

野地(瓦を置く土台)と瓦の間に空気層があり、この空気層が輻射熱(太陽熱)をやわらげます。

さらに、この空気層は瓦と野地の間に溜まりやすい湿気を逃がす事で、野地や、木材を乾燥させ、結果、家を長持ちさせる事が出来るのです。

 

特に湿気は、家を傷める最大の原因です。

皆さんが毎日、家の窓を開けて、空気を入れ替えるのもそのためではないでしょうか。

湿気があると、家を傷めるだけでなく、カビが発生しやすくなります。

カビは健康にも悪影響を与えますので、やはり湿気対策は重要です。

 

今回、お母さんの経験に基づいた淡路瓦の良さ『圧倒的断熱性と圧倒的通気性』は、

今回の牛の体調管理だけでなく、私たちの住まいにも同じ事が言えます。

「淡路瓦」は、この高温多湿な日本の環境に最も適した瓦です。

そんな淡路瓦をもっともっと知ってもらい、1人でも多くのお客様の幸せに繋がればと思います(^^)/

 

 

『既存の牛舎の増築工事の流れ』

5年ほど前に建てられた牛舎

⑴躯体工事(左側=既存、右側=増築)

柱もたくさんあり、淡路瓦を葺く準備は万端です

⑵防水紙(ルーフィング)張り

万が一瓦の隙間から水が入った場合に備えた、防水紙です。

⑶瓦上げ

荷揚げ機と呼ばれるハシゴに可動式の台があり、ボタン一つで下から上まで瓦をあげる機械です。

瓦をあげ、葺く準備が整いました。

⑷瓦工事

地伏(じぶせ)と呼ばれる一番数多く使う瓦の施工が終わり、役瓦(やくがわら)のケラバ部の施工です。

瓦の中でも写真のような「いぶし瓦」と呼ばれる瓦は、瓦と瓦が繋がって出来た「線」が非常に目立ちます。

そのため、職人による技術の差が出るため、職人としては腕の見せ所となります。

⑸瓦工事完成

立派な牛小屋が完成しました!

壁面工事はまだですが、淡路瓦は「牛さん」にとって住みやすい環境作りの一部となれたのではないでしょうか(^^)/

 

最後に…

今回、写真提供と貴重な情報を頂きました小田瓦工業様、ありがとうございました!

工事お疲れさまでした!

 

写真提供&現場施工:徳島県 小田瓦工業様

現場:兵庫県南あわじ市榎並

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